ウェスタングリップ Western Grip
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ウエスタングリップの握り方
セミウェスタングリップはラケットを地面に一度置いてそのままグリップを握ったときのグリップです。
コンチネンタルグリップと比べると約90度回転させた形になります。
実際には、グリップの位置は人差し指の付け根(下の図参照)が右の図の4の位置にあたる場所です。
または、親指と人差し指のV字の部分が3の位置にあたるとする教科書もあります。
フルウェスタングリップはセミウェスタングリップよりもさらに厚いグリップで人差し指の付け根が5の位置にあたるぐらいのグリップをさします。
テニスグリップの握り方を図解
図の赤丸で示した位置をグリップのどの位置に持ってくるかでテニスグリップの握り方が変わってくる。
ウエスタングリップの利点・メリット
このセミウェスタングリップはストロークで強いトップスピンをかけるのに向いているグリップで、一般的に厚いグリップと呼ばれています。
フォアハンドストロークを極めたい人に
- ワイパースイングをマスターする ワイパースイングは高い打点のショットを返すのに必須のショットです。
- 様々な回転を覚えることも重要!!
このセミウェスタングリップもコンチネンタルグリップと同様にフォアハンドに対してもバックハンドに対しても対称のグリップになっているのでグリップチェンジせずにフォアバック両方打つことができます。ただし、コンチネンタルグリップではフォアとバックで違う面で打つことになるのに対しセミウェスタングリップでは同じ面で打つことになります。
軟式テニスのボレーではフォアもバックも同じ面でボレーするのでこのグリップが使われますが、硬式テニスのボレーに関してはローボレーを打つことが困難なのでこのセミウェスタングリップは向きません。
イースタングリップよりも面が下を向く(かぶさる)グリップなので高い打点で打つのに向いていて、低い打点で打つのには不向きといえます。